image


このコンセプトシリーズも23冊目。学生の頃に第一弾として藤本さんのが出た時、未来を予期するダイアグラムや文章に興奮したのが懐かしいです。建築家自身の作品の写真や考えが垣間見えて、これまでにも数冊買ってきました。その本自体に作家性が現れて面白いです。

今回は長坂常さん。今までで見た中でだんとつに写真や図は少なく、図面などはほぼないような構成でした。その代わりにあるのは長坂さんを他者から見てどう評価されるかということで、いろんなジャンルの方が長坂さんをどう捉え、読み解くか。

それを長坂さんが脚注のようにコメントしていくといくいう本の作り方としては画期的且つ非常に読みにくく構成がおもしろかったです。